ある夜、夫は会社の飲み会で酔いつぶれ、上司の橘が家まで送り届けてくれた。
玄関先で礼を言う彼女に、橘は柔らかく微笑んだ。
その笑顔が、妙に心に残った。

数日後、スーパーで偶然橘と再会する。
「奥さん、大変でしたね」と気遣う声が心地よい。
ふと視線が絡む。
落ち着いた低音の声、優しげな眼差し…その瞬間、鼓動が跳ねた。

「今からお時間ありますか？」
無意識に橘に聞いていた。

私は今橘とホテルにいるーー
これから私は夫の上司と越えてはいけない一線を越えようとしている…

FANZA